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プロジェクトマネジメント(PM)のPBL教材

プロジェクトマネジメント(PM)のPBL実証授業

高度情報通信人材を育成することを目的として実践的なプロジェクトマネジメント(PM)のPBL教材が総務省で開発されました。
私たちはこの教材のうち、講師主導型PM育成PBL教材(流通分野のSCM構築プロジェクト)を用いて、東京工科大学で実証授業を行いました。
ここでは、教材の概要と実際に使った経験をご紹介します。
 
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【これだけで授業ができる】
この教材は、流通分野のSCM構築プロジェクトの企画からプロジェクト完了までのプロジェクトマネジメント全体を含んでいます。
教材は、次のような構成になっており、教材を使うことで、講義、演習、評価ができるようになっています。
・指導者用教材(授業計画書、指導要綱、講義用教材、評価用シート 等)
・学習者用教材(テキスト、演習用素材 等)
また、指導要綱には、演習で実施する顧客ヒアリング時のQ&Aの例や答える際の考慮点なども書かれています。教材は、上記URLにある連絡先に申し込めば、CD-ROMで入手することができます。
 
【授業の概要】
東京工科大の先生方とサイバー創研の総勢9名で、昨年11月29日から丸1日の授業を毎土曜日に4回実施しました。授業は、大学3年生から大学院博士前期課程の学生21名が受講しました。
授業では、スコープ定義、リスク分析、顧客ヒアリング、品質管理、WBS管理などの演習を、5名程度のチームごとに実務経験者がTAとしてついて実施しました。
 
【教材のカスタマイズ】
教材は、2~3年程度の実務経験者を対象に、45時間の授業を行うように設計されています。私たちは、実務経験のない学生を対象に30時間の授業に短縮するために、授業計画および授業内容を整理し直しました。あわせて、理解が深まるようにオリジナルの教材も開発しました。
 
【実際の授業】
 教材を使って授業をしましたが、実際はかなりアドリブの対応をしました。例えば、TAが顧客になって受講者からヒアリングを受けますが、教材通りの質問は飛んできません。ここは、ベテランTA(サイバー創研)が自分の経験に基づいて対応しました。また、TAごとに対応する観点が違うので、後で受講者の皆さん全員にTAがどのような対応をしたかを知らせました。そうすることで、実務の世界の答はひとつではないことを理解してもらえました。
 
【多くの大学で利用していただくために】
 私たちは、せっかく実証授業を行ったのだから、この成果を普及させるために、教材をどのように利用すればよいかを適用ガイドラインとしてまとめました。近々、このガイドラインも総務省から入手できるようになると思います。ぜひ、ご活用ください。
 また、指導スキルの向上も重要です。実践的ソフトウェア教育コンソーシアムでは、夏に指導スキルを向上させるFD(Faculty Development)合宿を行っていますので、ぜひご利用ください。
 
サイバー創研 黒田(理事)