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![]() 実践が決め手:PBLのすすめ(6)◆第6回『PBLがもたらす学校教育へのインパクト』 PBLが従来の座学や演習と比べ、大きく異なる点として、(1)知識の統合、 (2)チーム活動からの学び、(3)プロセスからの学び、(4)マネジメントからの学び、(5)学生の主体的な学び、の5つを挙げましたが、今回は(4)についてです。
PBLでは半年から1年のチーム活動を行いますが、様々な問題にチームは直面し、その壁をクリアしながら最後には達成感を得ます。問題を乗り越えるためには、チームにおいて、役割分担、作業項目の洗い出しと優先度の決定とチーム内での認識の共有、懸案事項や進捗の管理などが必要となります。そのときにマネジメントが必要となります。 マネジメントには、組織としてのマネジメントだけでなく個人のマネジメントもあります。PBLで学ぶマネジメントとはその両方です。私たちの生活や社会において、マネジメントは不可欠です。生活するためには、お金、時間、しなければならないことのマネジメントが不可欠です。しかしそのマネジメントには手法があり、その手法により効率的にマネジメントが行えるのですが、そのことを教える授業がありません。手法を教える講義だけではダメで、手法を使った体験をさせることが重要ですが、PBLはその貴重な体験をする場なのです。 個人のマネジメントでは、収入に見合った生活をすること、しなければならいことを列挙し,それらを緊急度と重要度に分類し,優先度に応じたスケジューリングをすることです。一方、チームのマネジメントでは、チームのスケジュール管理、コスト管理、役割分担、チームの抱える課題をどう解決するかの話し合い、情報の共有などを行うことです。 またマネジメントとはPDCA(Plan Do Check Action)のマネジメントサイクルを回すことも重要です。計画を立案し,実施し,評価をし,計画どおりに出来なかった原因を分析し,次の計画立案に生かすということです。 PBLではそれら個人としてのマネジメントとチームとしてのマネジメントの両方を学ぶことができる貴重な教育手法なのです。(駒谷昇一) |