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会長挨拶
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会長挨拶
当コンソーシアムは、実践的ソフトウェア教育の本質を追求し実践的な人材育成に貢献します。
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 「今、高等教育は何を教えなければならないのか」
今や、国も企業も、海図のない航海の時代に突入しました。問題自体がわからない。たとえ問題がわかっても、答えがあるのか、ないのか、がわからないのです。そこへ降って湧いたような昨年来の経済危機。日本はどこに行くのか、企業はどうすればよいのか、さらに混迷の度が増してきました。多少の山谷はあっても、ずっと右肩上がりであった高度成長期とは、環境が一変してしまいました。
このような状況下で、大学を含めた高等教育はどうあるべきでしょうか。誤解を恐れずに言うと、高等教育とは、お客様である学生・生徒に、「世の中でメシを食う手段を教える」ことではないでしょうか。与えられた問題に対して、誰よりも速く、正確に答えを出す偏差値優等生ではなく、自ら問題を発掘し、解を導いて世に問い、その結果を謙虚に受け止めて、さらに問題を再定義できる、雑草のように逞しい若者を育成することです。
ソフトウェア教育もこの埒外ではありません。しかし、その方法論が確立しているわけではありません。PBL(Project Based Learning)は有力な手法のひとつではありますが、もちろんそれだけでは十分ではない。なによりも、教える側が、「ソフトウェア産業で、メシが食えるということはどういうことなのか」ということを深く洞察し、学生と真剣に議論しなければならないのです。
日本が、そしてIT産業、ソフトウェア産業が置かれている状況を正確に伝え、日本・企業・個人のそれぞれがこれからの時代を生き抜いていくとはどういうことなのかを議論すること、これが実践的教育の本質だと思います。それは学生が真に求めていることでもあ ります。
本コンソーシアムは、実践的教育の具体化に向けて、解決策を模索していく活動の場として設立したものです。実践的教育に関心をお持ちの方が多数集まり、活発な議論や情報交換を通して、変革のための知恵と勇気を得ていただくことを切に願っています。

 
2009年4月 会長 鶴保 征城